金と健康と統計と

主にトレードの事について

③非効率を見つけるゲーマー達

あなたは養分でしかないから、もし投資やトレードをするなら考え方を改めた方がいい。そのままではいつまで経っても搾取され金が減り続けるだろう。

 逆に、

  • 競技性の高い格ゲーなどが得意なゲーマー
  • パチンコスロットで店特有の設定の癖や、機種の情報を徹底的に調べ上げて月間成績でマイナスを出さない人達
  • ポーカーや麻雀が得意な人達

これらの人は総じてトレードのセンスがあると考えている。どこに違いがあるのか。それは、自分以外のプレーヤーを想定して動けるか、統計的な考え方ができるかどうかだ。ゲーマーは更に取引所特有の動きを攻略しやすかったり、超短期トレードのe-sports的な椅子の取り合いにおいてアドバンテージがある。ポーカーのブラッフィング(自分がこう考えているとあいつは考えてこう行動するだろう)も同様だ。

 

裏技的手法を用いずにトレードで勝つには、常に他のプレーヤーの行動を考え続ける必要がある。買った物は自分より後でより高く買う人に擦りつけなければ利益にならない。CMを見て買う人たちは他のプレーヤーの動きが想像できていない。基本的にCMを見て買うような人が買い始めたら、もう後に続く人はいない。ということは、値は下がるしかない。ライブドア相場の時もテレビで取り上げられた時がピークだったという。

 

統計的に有意に相場で稼ぎ続けるには非効率を見つける他ない。非効率とは効率的市場仮説を否定する動き、つまりランダムではない動きだ。価格が上下に動く確率が等しくなければそれは非効率だ。そして仮想通貨は市場が未成熟なために非効率が多く転がってる。私が見つけた仮想通貨取引所の非効率の例を紹介しよう。

 

2017年、Quoinexでは大きなヒゲを作る動きが多かった。注文ミスのしやすいUIや板の薄さなど、明確な原因と思えるものが見つかったので、板の薄い銘柄QASHにあり得ないような安値に指値を入れておいた。しばらくすると見事フラッシュクラッシュが起きて、一瞬で資産が3倍になった。

 

2018年、ICOが行われたコインが続々と様々な取引所に上場していた。上場直後の値動きが荒いことに目を付けた。価格が不安定で板は薄く、成り行き注文が飛び交っており、botも少ないこのタイミングはまるでお金が落ちているようだった。大きめの板の前に指値を置いて往復するだけでいい。大学の講義中にこれを行い3分で120万円稼いだこともあった。血沸き肉踊った瞬間だった。

 

非効率を生み出す原因として、このような仕様上の問題や、逆指値注文、世に広まっているテクニカル分析があると考えている。ブレイクしたように見せかけて逆指値を狩る動きは非効率の最たる例だろう。 また、テクニカル分析によって意識される価格帯が発生し、そこでは出来高が多くなる。もし本来の価値に基づかないテクニカル分析という手法と、逆指値注文が無くなり、出来高がどの価格帯でも均等になったならば効率市場仮説の世界に近づくと思う(そうなってもらっては困るのだが)。 

 

 

※続きは春休みかやる気の出た時に更新します。