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拝金主義の大学生が色々やるブログ

②値動きはランダムウォークか?

経済や金融を勉強したことのある人なら効率市場仮説という言葉を一度は聞いたことがあるだろう。効率的市場仮説(Efficient Market Hypothesis,EMH)とは、名前の通り相場は常に効率的であるという仮説で、価格は不規則に変動していて予測不可能だというランダムウォーク理論を説明する考え方である。

説明したばかりではあるが、私はこの仮説は机上の空論だと確信している。数ヶ月画面に張り付いて観察してみればわかると思うが、実際は相場には非効率なところがある。特に仮想通貨は市場が未成熟なために非効率なところが多数存在し、それをハイエナたちが見つけて莫大な利益を出している。

 

 

2018年6月、仮想通貨トレーダー達の間で天下一bot会(https://number-x-value.com/2282.html)という大会が開催された。出場者は証拠金は任意で利益のパーセンテージを1週間競い合った。結果、驚くなかれ1位は証拠金を約100倍にした(

天下一BOT会 - Google スプレッドシート)。このbotの性質上証拠金が増えるにつれて収益率は逓減してくため、100万円で開始しても1週間で1億円にはならないが、それでも1万円が1週間で100万円にはなる。驚異的な成績から注目され、このような戦略のbotはmmbot(market maker bot)と呼ばれるようになった。mmbotが好成績を出せるのは仮想通貨市場が非効率的な為だ。確認はしていないが、仮想通貨と比べて効率的で流動性もあり強大な資本体が参入している為替市場ではここまでの成績は出せないはずである。

 

モメンタムを知らない頃、「損小利大(損切りを早く、利確を遅くする)」、「頭と尻尾はくれてやれ」などの相場格言の意味が理解できなかった。大学で習った効率市場仮説が正しいなら、これらは全く意味を為さない手法のように思えた。しかしそもそもこの仮説が間違いだったとわかった時、今までの知識の点と点が繋がった。モメンタムも非効率の1種である。

 

偶然の範疇から外れてトレードで利益をあげ続けるためには、非効率を見つけなければならない。コイントスは常に裏表50%ずつだが、相場においては時たま表が51%で出るときがあり、これこそが非効率である。次回は非効率について深く掘り下げ、そもそもの非効率を生み出す原因について考察もしようと思う。